登山ルール・マナーを守りましょう
先日、葛城山頂で火の不始末による火事がありましたが、
登山者のマナーのあり方が全国的に問われています。
(以下に「高尾山で見た登山マナー悪化」の記事を
掲載しています)
近年、“山ガール”という言葉が流行したように、
「登山」がブームになっています。
いい空気を吸って、自然と触れ合い、雄大な景色を
観られて、健康にもいい…と、山に登ることは
人にとってプラスの面が大きいです。
しかし、登山にはルールがあります。
●ゴミを捨てない、ゴミは持ち帰る。 ●山の動植物(含む昆虫)を採取しない。 ●火の取り扱いは厳重に。(タバコは決められた場所、もしくは携帯灰皿で。簡易コンロを使用する際も決められた場所、周囲に燃えるものがないかを確認する、等) ●登山途中で出会った人は、見知らぬ人でも挨拶を交わす。 ●斜面(坂道)で登山者がすれ違う際は、「登り」の人が優先。 ●装備(トレッキングシューズ、ストック、リュック、アイゼン等)、服装(下着は汗が乾きやすい化繊入りのもの、気温に合わせて脱ぎ着しやすい服等)を準備する。 ●冬季、アイゼンを使用している時は、山小屋、ロッジ、トイレ等の建物・施設に入る際は、アイゼンを外す。 ●例え、夏場でも山頂の気温は低いです。汗をかいた時の着替えや寒い時の服を用意する。 ●低い山だからピクニックで…という考えはしない。高山だけでなく低い山でも遭難・自分の場所が分からなくなる等のケースが多発。 ●日帰り登山であっても、万が一のことを考え、水や軽い食糧を用意すること。 ●何人かで登る際は、経験豊かな人をリーダーとする。リーダーは、全員の体調や体力、気象状況・登山ルートを把握する。様々な状況が悪化してきたら、登山を中止することも重要。 (以上は代表的なものです。) |
これ以外にも様々な事項がありますが、登山のルールは
基本的に「自然・他人への思いやり」です。
これは登山に限ったことでなく、日常生活でのルールと
同じことなのです。
みんなでルール・マナーを守って、登山を楽しみましょう!
▼2014年4月27日付産経新聞